読者からの声 ホーム目次
 

 昨年七月、詩集「学校は飯を喰うところ」を発行しました。知り合いだけでなく、様々なところから手紙やハガキ、励ましのメールなどを頂きました。この詩集は、学校の教材として様々な場面で夜遅くまで頑張っている教員の方に使っていただくことを前提に書いたものです。この詩が多感な小学生や中学生の心に届いてくれたらこれ以上うれしいことはありません。また思春期の子どもを持つお父さんお母さんにも是非読んでもらいたいと思います。頂いた手紙やメールなどからいくつか紹介したいと思います。
 
 ▼「ひまわりは、笑っている方がいい。」ひまわりという学級通信を書いていた私にエールをくれた曽我先生。詩集は最高の心の辞書になり、私のささえです。笑顔を忘れずに書き続けます。(Tさん)
 ▼こんなに心が温かくなり揺さぶられ、自分自身の生い立ちさえも懐かしく思い出されたのは何年ぶりでしょうか。詩に込められたシンプルな言葉に心が震えました。(Sさん)
 ▼学校の様子が曽我先生の眼を通して切り取られると、懐深くゆったりした風景に変わり、疲れが癒されます。毎日を忙しくピリピリしている先生方に、是非読んでほしい詩集と思います。(Fさん)
▼ 教員人生のたくさん詰まった詩集を読ませていただき、深く心に感じ入るものがありました。ありがとうございました。授業も生活指導もまだまだ勉強中ですが、子育てとの両立に悩みながら何とかやっています。(Mさん)
▼ いろいろな世の中には本当にさまざまな家庭事情があり、それによって異なった一人一人の子どもが生きていかざるを得ない道があるのだ。悲しいことだと言っていられない実情があるのだということが分かりました。やはり多くの真実の声を掬い取り導かれた詩の言葉の力強さはすごいものがありました。(Hさん)
 ▼私の好きな詩は「学校へ行けない」「幸せの切符」「雪っこ」「歩み」「ありがとう」「先生になって」「父」などです。とても分かりやすく、私自身が味わった痛みや、子供たち対するメッセージ。読んで目頭がウルウル、胸がつまって、字がぼやけてきました。是非みなさんに読んでほしい。(Sさん)
 ▼「返事」「父」「卒業アルバム」これらの詩を読んだときはとても切ない気持ちになりました。詩集を読んでいる間、様々な感情が私の中で沸き起こりました。これからは、自分の感情や感覚を大切にして日々頑張って過ごしていこうと思いました。(Kさん)
 ▼昔のことが次々と思い出される詩ばかりでした。「ブーンニャン」のような子がいっぱいいたし、「ゲロ」のようなこともありました。勉強できなくてもお掃除を一心になるあの子の名前は・・・。と懐かしくもほろ苦い辛い思い出もよみがえります。(Mさん)
 ▼中学時代を送ることになる息子を育てるにあたり、心にとどめておきたい詩や、息子に読ませたい詩など多々ありました。なかでも「あと一歩」の詩。あと一点が取れなかった中学校最後のバスケの試合とダブり、目頭が熱くなりました。(Sさん)
 ▼たくさんの詩の中でも「幸せの切符」と「希望への道」が心に響きました。「友はこの世で最大の宝なのだ。」という詩の言葉が、そうだなあと思い、今続いている友情を、これから出会う人との関わりを大切にしていこうと改めて痛感しました。(Sさん)
 ▼特に気に入ったのが「自己紹介」です。他にも「選挙」「タエ子の遅刻」などです。退職を機に、これまで書き留めた作品をまとめられたことに敬意を表します。(Mさん)
 ▼私は太平洋戦争の昭和二十年小学校一年生でした。当時、学校は飯を喰うどころではありませんでした。子供たちは甘いものに飢えて野原に飛び出た芝草までかじって生きるすべを考えたものです。お昼になると、お弁当を持たない友人が一人二人と校庭に散って目立たないように遊んでいました。私はそうした現実に気付いてからさつまいもの入った弁当を友だちにも分け与えるべきか悩んだものです。好きな友人のみ分け与えることはできません。自分も周りに気を使い弁当の中身が見えないように食べたことを体験しています。弁当を持たずに登校した児童はどんなにか悲しく辛い思いで昼食の時間を過ごしたことでしょう。しかし、弁当を持つものも持たざる者も敗戦というどうしようもない現実を受け入れ、学校で一生懸命に勉強して将来は幸福になろうと夢に託してお互い励んだのです。(Tさん)
 ▼何かとてもおおらかな温かみのある人間の声が聞こえてくる詩に心が動きました、テクニックや比喩を超えた、そして何かを教えられた詩でした。多くの生き生きした子供たちの声、行動、悩み、そして子どもたちへの、学校への、社会へのメッセージ。そして教育に対する心意気、情熱、子供たちへの心からの思いやり、励まし等々が滲み出ています。(Hさん)
 ▼いろいろな場面がリアルに飾らずに率直に描かれていると思います。そこに真情が籠っていると感じます。こういう詩もあってもいいと思います。いろいろと工夫され構成的にも用語的にも考えられて、相当のリアルさで迫ってきます。とにかく志が深く感じられる詩集でした。(Nさん)
 ▼スコットランドでは初めて医者になる若い先生たちに、いろいろな人の詩の中から心に残る詩を集めたアンソロジーを贈るようです。いいことですね。近頃の先生は、聴診器を使わず、患者の顔を見ず、パソコンだけを見て診察をなさいます。そんな先生にならないように、この詩集は役立つと思います。(K。Y)
 ▼最後まで読ませていただき、とても爽やかな気持ちになりました。クスッと笑って、よしまた明日から頑張ろう、と思える詩がステキです。いじめが起こらないよう、私が悪者になって阻止していこうという覚悟を改めて決めました。(Yさん)
▼俳句は言葉を削っていく文藝なので現代詩の圧倒的な力と量にはびっくりさせられます。これを機会に現代詩にも興味がわきました。ゆっくり読ませていただきます。(Mさん)
 ▼全体を通して、誠実で素直でときにはユーモアがあり・・・というのがこの詩の感想です。面白かったのは「合格」「幸せの切符」「みっちゃん」「ごちそうさま」「返事」「教師の心得」などです。(Hさん)
 ▼数多くの「さなぎ」を芋虫から蝶になるための「さなぎ」を育てていた期間、小生にもその子供と同じ時代がありました。戦後間もなくの校舎もなければ、教室もない。もちろん椅子も机もない。でも楽しかった思い出はたくさんあります。本を読んでいるうちに、自然と小生を昔に返していくような・・・・。たぶん人の思いは昔も今も関係なく、そこにあるのは人間の「愛」があるかないかだと思います。(Nさん)
▼これからの教育界はますます大変だなあと一方に感じながら、しかし、反応のある可愛い愛すべき生徒たちと真剣勝負で生きられる教職の道は生きがいとやりがいがあります。子供を何をおいても愛せるか・・・。私の仕事は少しでもよい先生を育てるかだと思います。(Sさん)
 ▼いつも休みがちの教師の机の上に、ある詩をコピーして置いておきました。読んだ後「もうちょっと頑張れるような気がする。」と言ってくれました。元気になってくれればいいです。(Kさん)
 ▼私の時代田舎は給食はありません。二時間目が終わると早弁を食べる級友がいました。彼が朝食抜きで学校に来たことを知ったのはずっと後のことです。親もせめてお弁当だけは持たせたかったのでしょう。(Sさん)
 ▼保健室に一冊置かせていただいています。授業に出られない子が何気なく読んだりしています。その詩がきっかけに私との話がはずんだりします。(Kさん)
 ▼公立に通った娘の学校にも、ご飯を食べるために学校にきている子がいました。でも、それはそれでいいのだと思います。学校に来て、学校の楽しさを知れば、それが生きていくうえでの力になるんだと思います。楽しさを知れば、頑張ることもできる人になれるのではないでしょうか。「マスコミ」という詩には一気に力が抜けてしまい、よくわからないのですが、涙が出ていました。今でも学校の置かれている厳しさを実感しました。(Sさん)
 ▼こういう形で教師という人生を振り返ることが叶ったことをお慶び申し上げたい。その上で、これらの詩が「まど、みちお」氏のような詩や童詩でないことは認めたい。ゆっくり読ませていただきたい本の一冊として書棚に納めます。(Sさん)
 ▼一つ一つ読ませていただき、感動して涙が出てきました。中学時代の思い出が蘇り、本を読んだ日は同級生が夢に出てきました。娘も中学生なので、いいタイミングで読むことが出来ました。読んでもらいたい親友にプレゼントします。(Tさん)
 ▼ある意味ではアフォリズムとリアルさと現代的な課題が描かれていると思います。本当の教育とは何か、また学ぶとは何かを知らされます。教育の立場に立たれた方の心情が詩編として定着させてあることは大変意義深いものを感じます。いろいろな場面がリアルに飾らずに率直に描かれていると思います。こういう詩もあっていいと思います。いろいろ工夫もされ構成的にも用語的にも考えられて、相当のリアルさで迫ってきます。これからも素晴らしい詩をたくさん書いて下さい。(Aさん)
 ▼私は教育関係の出版社で働いているものです。縁あってこの詩集を読ませていただきました。読んでいてこの詩集には教育の基本が書かれているように思います。これからも本棚に置いてじっくり読んでいきたいと思っています。(Nさん)
 ▼これからの教育界はますます大変だなあと一方で感じながらも、反応のある可愛い愛すべき生徒たちと教職の道は、この道を歩いてきたものでないとわからない生きがいとやりがいとと喜びがあります。子供を何をおいても愛せるか・・だと思います。私の仕事は先生方を一人でも多く、少しでもよりよい先生にしていくことだと思います。若い先生にこの詩集を活用させていただきたいと思います。(Kさん)
 ▼私は25年間「朝の詩集」ということで、朝学活のとき詩一編とコメントをつけた文をプリントにして読んできました。今年は担任を外れてしまいましたが、何らかの形で子どもたちに詩を提供していくたいと思います。その意味でもこの詩集活用させていただきます。(Nさん)
 ▼ヒューマニズムにあふれた詩集だと思いました。私は子供におぼれそうだったので学校退職しました。そんな私からするとうらやましい。今後どんな方面で詩を書かれていくか楽しみにしています。(Tさん)
 ▼分かりやすい言葉で子どもたちの姿を表現されていて、人間性や温かみに共感を覚えます。現在の教育界の一端がこの詩集を通してわかった思いです。(Mさん)
 ▼表紙のやわらかな絵「ひとすじの道」故郷をイメージしたものでしょうか。懐かしい感じにほっとします。詩も「なるほど」「へえ〜」「クスッ」等々。文字が頭で風景画に変換され、ジワッと心に残ります。うれしい作品と意外な作品の変化も楽しいです。私の日々のストレスに癒しをありがとうございました。(Nさん)
 ▼教育は指導者が大切です。私は中学校を卒業してすぐ、東北の田舎か15歳でら東京に出てきて、ある会社に就職した。創業者の社長は厳しく厳しく、だが深い愛情で育ててもらった。私は今年80歳。社長はすでにいないが深く感謝している。教師によって人生影響受けるので、先生たちに読んでもらいたい。(Oさん)
▼ どの作品の根っこにも「真実」の手ごたえがあります。ここでいう「真実」とは、たんに実体験に基づいているというというだけでなく、日々巻き起こる様々な事柄を全身で受け止め、考え、感情、感覚の相違を新たな次元へ止揚する努力を現場で続けてきた、作者の生の軌跡です。。ホワイトカラーと呼ばれる業務の大半は、実は現場の仕事であることを改めて教えられました。(Sさん)
 ▼読んでいて、懐かしかったり、うんうんうなずいたり、ハッとしたり。日本の教育の機会均等がだんだん失われているように感じます。特にヨーロッパは教育は市場化しておらず、私立は日本よりはるかに少なく、学費は大学院までも無償に近い。日本のそれを考えると本当に疑問だらけです。(Mさん)
 ▼驚きました。詩集の「赤いセーター」、「ピリコ」、「仲間」など、物語性があり、児童文学としても秀作と思いました。ところで、子供の時、伝書バトを飼っていたんですね。私も子供のころ飼っていました。(Kさん)
 ▼共感を持ってうなずきつつ、一気に読ませていただきました。学校の風景はすべての人々が経験したものであり、去ったものには共感となつかしさ、あるいはほろ苦さを、教職にある方々には共感と勇気を与えてくれる本だと思います。(Kさん)
 ▼小生、元小学校教師。最後まで平教員で子どもとともに過ごしました。それぞれの詩を読みながら、私もそれに似たような子供の一人一人が思い出され、彼らは、今どうしているだろうと思いを馳せる本でした。この本が多くの人たちに読んでもらえたら、日本の教育の質も変わるだろうに・・・と思います。(Sさん)